ニューヨークで見た、企業の最新動向

大手金融国際事業部、丸の内OLから一転、地方の老舗調味料メーカーの海外営業、新規市場開拓担当へ。マーケティング分野の楽しさを知り半年間日本のマーケティング会社を経験、渡米。日本で知りたかったリアルタイムでの情報を配信中。

250億円超をかけたsakes fifth avenueメインフロア改装、本日初お披露目。本当にお客は来ている?

不振続きのニューヨークのデパート業界。

先日もload & Taylorがクローズするなど、日本以上にかつての輝き対比、

デパートの存在意義が薄れている気がします。

 

加えてニューヨークの街中はフラッグシップショップばかり。

どのブランドもインスタ映えする、SNSで話題にしてもらう店内作りに

どこもかしこも力を入れている気がします。(日本人的感覚でいうと、

ホスピタリティーとか、違う意味での体験価値をあげようとかないのかな?とか

思いますが。。)

 

さて、本日5aveのsakes fifth avenueのメインフロア、ハンドバック売り場が改装を終え、お披露目となりました。

改装費は$250ミリオン=現在のレートで270億円。

どんな風になったのか、本当にお客は来ているの?どんな人が来ている?と気になって行って来ました。

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〜店内〜

これまた最近流行りのネオン系の店内。*LEDライトだそうです。

個人的にはミレニアル意識してます感漂っているなと思いました。

(オランダの建築家、Rem氏による装飾)

新たに加わったブランドのラインナップからもそれを見て取ることができます。

(Celine, bottega veneta, the Rowなど)

内装で注目したのはこのDJプレース。

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これまでの高級デパートにはめずらしい設備と言えるかもしれません。

ただこれ以上のテクノロジーは店内見つけることができませんでした。

〜お客の入り〜

正直まばらでした。やはりメインは若い金持ちアジア人たち。

 

〜総括〜

正直なところ、

テクノロジーとリテールという観点、

体験型店舗という観点から見るとそこまで真新しさはなかった気がします。

ただ、ブランド好きにはこのデパート閉鎖続きの中で残る、もっともトップブランドが終結した現存するリアル店舗という意味で貴重であると思いました。

今後その他のフロアの改装が続くそうなので、今後どのように改装費用を

カバーするような仕掛けをしていくのかきになるところです。