ニューヨークで見た、企業の最新動向

大手金融国際事業部、丸の内OLから一転、地方の老舗調味料メーカーの海外営業、新規市場開拓担当へ。マーケティング分野の楽しさを知り半年間日本のマーケティング会社を経験、渡米。日本で知りたかったリアルタイムでの情報を配信中。

shack shack innovation kitchen が話題にならない理由

オープンからだいぶ経った(Sep.2018) Shack shack のinnovation kitchen 店に行ってきました。

ロケーションはローカルストップのみの駅が最寄りですが、ハイブランドブティックなどもあるwest village の下。

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オープンして半年経ちますが一応説明担当スタッフがお出迎え。

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前書き(特徴)
イノベーションキッチンがある。
イノベーションキッチン=テストキッチン。こちらで日々テストメニューが考案され、こちらの店舗でのみ試すことのできるメニューを顧客は楽しむことができます。
 
②本社が併設している。
本社が併設しておりチームのミーティングの様子も見ることができます。

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話題にならない理由なのかなと思ったポイント
 
①顧客がここしか経験できない体験、面白みに欠ける
確かにこちらでしか試せないメニューはありますが、今日はバーガーが一種類、
デザート類が6種類。
結局バーガーは通常のもの、デザートだけイノベーションキッチンメニューから選択しました。
また、タッチパネルでメニューオーダーシステムを導入していますが、いづれにせよ、アメリカではアプリでも事前オーダーができるためあまり通常店舗との差がない。
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②顧客との対話がない。
おそらくテストキッチンメニューのオーダー状況のアナリティクス、スタッフからのフィードバックによってテスト品のジャッジをするのかと思いますが、実際に顧客のフィードバックを得られるような仕組みのセットアップがないような。
そしてせっかくキッチンがあるのだからそこでのワークショップや外部とのコミュニケーションプレイスとしての活用があってもいいのでは?と感じました。

 

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最後に。。。
店内が寒すぎる!!店内どこに行ってもドアからの風があたりとても寒く、
全く落ち着きませんでした。
(今日も−3度なのに。。。)
 
席数はおそらく30−50。
1フロアのみ。
地下がありますが、イノベーションキッチンとミーティングスペースのため使用不可。
 
ただし顧客を見ていると7割くらいはテイクアウト。
これを見越した席数の確保なのかもしれません。
 
シェイクシャックに堆積する顧客データ状況、そこからの観察が気になりました。