amazon go 劇狭ニューヨーク店舗オープン
ニューヨークにもAmazon goが本日オープン。
アンチキャッシュレスエコノミー派対策で、現金受け入れ店舗と聞いていったもののその様子は見られない。
さてさて潜入です。
Amazon goはビルの二階にあります。
面積は日本のオフィスビルにそのオフィスの人のためだけに作られたミニミニコンビニとお考えください。
いってみるとまずは入るのにamazon go appのダウンロードが必要になります。
(アマゾンがオープンwifiをこのために設定しているのでデータ容量はお気になさらず)
またアカウント作成にはクレカ登録済みのアマゾン会員へのサインアップが求められます。
全てこれが終わるとインストラクションの画面が出て、最後の画面でエントランスでスキャンさせるQRコードが現れます。
あとはタッチアンドゴー。
ナビゲーションスクリーン
ゲート
品揃えは?
テイクアウトのお寿司やサンドイッチ、飲み物、お菓子がメインです。
そして気になっていたのは、whole foodsのプロダクトがどこまで入っているか。
というのも今のところアマゾン側の発表によるとwhole foods to go 的なのはまだlaunchするかわからないと答えているから。
そして回答どおり、スナック野菜以外はNB、ただしwhole goodsがもつローカル、フレッシュプロダクト感を押すためにマグノリアベーカリーやess’a baglといった有名どころは入ってました。
アマゾンゴーおなじみ、このように店内に張り巡らされているカメラ。
回収するのにどのくらいの期間かかるのかな。と思うこの頃でした。
IKEYA planning studioフラッグシップにみる、IKEYA新たな戦略
Ikea Planning Studioがマンハッタン、アッパーイースト59〜60stにできました。
このエリアにはハイエンドなインテリアブランドもあり、現代的だけど価格は抑えて!というミドルインカムというよりは、こだわっていいものを、というアッパーミドルクラスが素敵なインテリア雑貨などを探しにくるエリアです。
こちらのフラッグシップは名前の通り、お部屋のコンサルティングサービスを行うことを目的としたスペース。
お店で商品を買うことはできません。
あくまでショールーム。
カフェもありません。
これはIKEYA がこれまで対象にしてきた、若い流行に敏感なお客さんたちは、目的アイテムのみ買う傾向にあったと思います。
しかし、これでは客単価が低い。
ある程度こだわりたいし、そのためそれなりの金額を払う気がある客に対しコーディネートサービス(無料)を提供することでまとめ買いしてもらい平均単価をあげることができるのです。
この戦略はIKEAの新しい収益増の戦略となるのか。また今後どのような展開を迎えるのか気になるところです。
店内
タッチパネルでお部屋に飾られている商品はすぐにオーダー可能。
ピックアップはブルックリン、スタテン島のみ可能。
Grow with google NYC learning centerオープン
今週月曜日オープンしたGrow with google NYC learning center。
全てのセッションは満席で予約が取れない人気ぶり。
オープンハウスがあったので行ってみました。
こちらの究極の目的はスモールビジネスオーナーと子供世代の囲い込み。
Chelsea エリアの昨今のトレンドとも言えるミニマム的なインテリアが印象的。
メインは1Fのクラスルーム。
二階には個人の目的に合わせたGoogleの機能を説明してくれるエリアが5つあり、スタッフが相談にのってくれます。
何かマシーンの最先端技術が導入されているわけではありませんが、Googleのユーザーテスト、オープンイノベーションセンターとしても土地を活用していくのかな?と勝手に思いました。
glossier vs Alter beauty CHANEL OMO
コスメ業界がこぞって参入する、
ミレニアル世代向け次世代?店舗。
代表的なGlossier、高級ブランドとしては初で入り込んだシャネルの新店舗に行って状況を見てきました。
全く同じなのはピックアップスペース、
その場で購入したものはもちろん手に入ります。
違いは体験スペースが基本的に自分のペースで回るか付き添いがいるか(シャネルはいる)
Glosieerはオンライン商品を購入前に試すことに重きがありますが、
シャネルはミニサイズで、使い切りでフレッシュな商品かつ衛生的、少額からのトライアルという点に重きを置いている点くらい。
どちらもスマホで事前に欲しいものをチェックしておけば特定のスペースに誘導もしくは行ってそれを試す。
常駐のスタッフがアドバイスをしてくれる。
テクノロジー面で他の業態では見られないものがあるかというとそこまではありませんでした。
どこまでこれらが進化するか、観察を続けたいと思います。
250億円超をかけたsakes fifth avenueメインフロア改装、本日初お披露目。本当にお客は来ている?
不振続きのニューヨークのデパート業界。
先日もload & Taylorがクローズするなど、日本以上にかつての輝き対比、
デパートの存在意義が薄れている気がします。
加えてニューヨークの街中はフラッグシップショップばかり。
どのブランドもインスタ映えする、SNSで話題にしてもらう店内作りに
どこもかしこも力を入れている気がします。(日本人的感覚でいうと、
ホスピタリティーとか、違う意味での体験価値をあげようとかないのかな?とか
思いますが。。)
さて、本日5aveのsakes fifth avenueのメインフロア、ハンドバック売り場が改装を終え、お披露目となりました。
改装費は$250ミリオン=現在のレートで270億円。
どんな風になったのか、本当にお客は来ているの?どんな人が来ている?と気になって行って来ました。
〜店内〜
これまた最近流行りのネオン系の店内。*LEDライトだそうです。
個人的にはミレニアル意識してます感漂っているなと思いました。
(オランダの建築家、Rem氏による装飾)
新たに加わったブランドのラインナップからもそれを見て取ることができます。
(Celine, bottega veneta, the Rowなど)
内装で注目したのはこのDJプレース。
これまでの高級デパートにはめずらしい設備と言えるかもしれません。
ただこれ以上のテクノロジーは店内見つけることができませんでした。
〜お客の入り〜
正直まばらでした。やはりメインは若い金持ちアジア人たち。
〜総括〜
正直なところ、
体験型店舗という観点から見るとそこまで真新しさはなかった気がします。
ただ、ブランド好きにはこのデパート閉鎖続きの中で残る、もっともトップブランドが終結した現存するリアル店舗という意味で貴重であると思いました。
今後その他のフロアの改装が続くそうなので、今後どのように改装費用を
カバーするような仕掛けをしていくのかきになるところです。
shack shack innovation kitchen が話題にならない理由
オープンからだいぶ経った(Sep.2018) Shack shack のinnovation kitchen 店に行ってきました。
ロケーションはローカルストップのみの駅が最寄りですが、ハイブランドブティックなどもあるwest village の下。
オープンして半年経ちますが一応説明担当スタッフがお出迎え。
Made by We フラッグシップ店にみる、WeWork次なる戦略
本日22日、全世界に拡大しているコーワーキングスペース、WeWorkが、カフェ、リテール、ドロップインシステムのコーワーキングスペースを兼ね備えた新しいスペースをオープンさせました。
行ってきたので、その特徴をご紹介。
(特徴)
①今後取り込みたいターゲットを明確化し
店舗が提供するサービス、ロケーション選びがされている。
ユーザーのターゲット:それなりの月額払ってweworkの会員にまでならないけど、おしゃれなところでコーヒー片手にパソコンいじりたい、若い人たち。(ミレニアル世代くらい)
そのために、
ロケーションはインテリア雑貨やアパレル店舗も多いグラマシーエリア。
またFITやSVAなど大学も点在し、学生も多いこのエリア選択なのだと思う。
チェックイン、チェックアウトもタッチパネルのみで操作。ストレスフリー。
②これまでなかった、リテール業へのチャレンジ。
これまでコーワーキングスペースとしてWeWorkを利用していたのは中小企業やフリーランサー。元々のユーザー層に製造メーカーの中小企業がいたかは不明だが、
いわゆる「スモールビジネス」をサポートしているイメージが強いことを利用し、
weworkコミュニティーに所属するスモールサイズのメーカーの商品を実際に販売するスペースをカフェに併設。
強みを活かした、新分野への進出を仕掛けているのだと思った。
評価できるポイント→
よくあるカフェ併設タイプのリテール業ですが飾り方がおしゃれ。
それぞれのブランドイメージを出そうとすると正直統一感がないし、
お店の雰囲気を壊してダサくなる傾向にある。商品には店の雰囲気にあったアイテムが
セレクトされ、説明がきも同じ大きさ、店の雰囲気にあったテイストのPOPになっている。
初日ということもあり満席っぽかったですが、
今後戦略通りに人、コミュニティーが形成されるか、
リテール業へ本格的に入り込むことを考えているのか?気になるところです。