ニューヨークで見た、企業の最新動向

大手金融国際事業部、丸の内OLから一転、地方の老舗調味料メーカーの海外営業、新規市場開拓担当へ。マーケティング分野の楽しさを知り半年間日本のマーケティング会社を経験、渡米。日本で知りたかったリアルタイムでの情報を配信中。

Made by We フラッグシップ店にみる、WeWork次なる戦略

本日22日、全世界に拡大しているコーワーキングスペース、WeWorkが、カフェ、リテール、ドロップインシステムのコーワーキングスペースを兼ね備えた新しいスペースをオープンさせました。

行ってきたので、その特徴をご紹介。

f:id:newyorkdream:20190123105104j:image

(特徴)

①今後取り込みたいターゲットを明確化し

店舗が提供するサービス、ロケーション選びがされている。

ユーザーのターゲット:それなりの月額払ってweworkの会員にまでならないけど、おしゃれなところでコーヒー片手にパソコンいじりたい、若い人たち。(ミレニアル世代くらい)

そのために、

ロケーションはインテリア雑貨やアパレル店舗も多いグラマシーエリア。

またFITやSVAなど大学も点在し、学生も多いこのエリア選択なのだと思う。

f:id:newyorkdream:20190123105236j:image

チェックイン、チェックアウトもタッチパネルのみで操作。ストレスフリー。
f:id:newyorkdream:20190123105232j:image
f:id:newyorkdream:20190123105227j:image

②これまでなかった、リテール業へのチャレンジ。

これまでコーワーキングスペースとしてWeWorkを利用していたのは中小企業やフリーランサー。元々のユーザー層に製造メーカーの中小企業がいたかは不明だが、

いわゆる「スモールビジネス」をサポートしているイメージが強いことを利用し、

weworkコミュニティーに所属するスモールサイズのメーカーの商品を実際に販売するスペースをカフェに併設。

 

強みを活かした、新分野への進出を仕掛けているのだと思った。

 

評価できるポイント→

よくあるカフェ併設タイプのリテール業ですが飾り方がおしゃれ。

f:id:newyorkdream:20190123105617j:imagef:id:newyorkdream:20190123105633j:image

それぞれのブランドイメージを出そうとすると正直統一感がないし、

お店の雰囲気を壊してダサくなる傾向にある。商品には店の雰囲気にあったアイテムが

セレクトされ、説明がきも同じ大きさ、店の雰囲気にあったテイストのPOPになっている。

 

初日ということもあり満席っぽかったですが、

今後戦略通りに人、コミュニティーが形成されるか、

リテール業へ本格的に入り込むことを考えているのか?気になるところです。